昭和6年の創業当時の姿をそのままに残す湯之島館は、歴史と伝統を重んじた風格ある湯宿。贅を尽くした数寄屋造りの木造3階建ての本館は、時を経た重厚さが味わい深くまさに昭和初期の名建築と呼ぶにふさわしい威厳を漂わせている。自然との調和という宿のコンセプト通り、周辺には創業当時からある樹齢数百年という杉や檜の古木が林立し、静かに時を刻んでいる。
湯之島館の客室は木造和風建築の粋を集めた造りながら、娯楽棟は創業時のモダンな洋風建築を観ることができる。当時としては珍しかったサンルームや吹き抜けのあるダンスホール、クラブ。すりガラスの入った丸窓やタイル張りの壁・廊下、アールデコ様式の洋風建築など意匠を凝らした館内を見て歩くだけでも楽しい。昭和初期のリゾートホテルを目指したとあって、シャレたたたずまいが郷愁を誘う。
サンルームに続く一角の広いスペースにある「山の足湯」は、もともと洋館に中にあった噴水を湯之島館のスタッフが手作りしたというもの。目前にはのびやかな杉木立や本館の大屋根の重厚な瓦が見事な景観を見せている。実は、足元に張られたタイルには文字が隠されているというが、知っているのは作った本人だけ。探してみたが見つけられなかった。
下呂の名湯で疲れを癒し、木の香漂うお部屋で安らぎのひとときを。創業当時の雰囲気を味わい、大自然に囲まれた風情あふれる湯宿で昭和のロマンをご堪能ください。
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