日本三大虚空蔵尊を頭上に望む温泉と心づくしの料理が自慢の宿
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風情に人情に地元料理、柳津の魅力を堪能

柳津町のシンボル・福満虚空蔵尊の膝元にある小さな温泉旅館。源泉100%の柳津温泉と、地元食材を使用した料理が自慢だ。さらに眼下には只見川が流れ、真上には1,200年の歴史を持つ虚空蔵尊という、風情あふれる景観も魅力の一つ。街ではほぼ毎月、祭りやイベントを開催している。8月には客室から花火を眺められ、1月には柳津の目玉行事・虚空蔵尊の七日堂裸参りへの参加も可能だ。地元行事ならではの賑やかな時間を楽しむことができる。

3階建てのこぢんまりとした造り
四季折々の柳津の景色を眺めゆったり過ごす

たった10室の客室は、只見川を望む桜の間や、お土産街を見下ろす牡丹の間、庭が見える桐の間と、それぞれに異なる趣を見せる。一番小さい部屋でも9.5畳と広く、2名定員の贅沢な空間。よりゆったりとした空間が希望の場合は、二間続きの客室、葵の間がおすすめだ。またすべての客室に、福島県出身の版画家で知られる斎藤清氏の作品が飾られており、芸術を鑑賞しながらくつろぐことができる。全室に洗面所、ウォシュレット付きなのも嬉しい。

空間を贅沢に使える二間続きの葵の間
源泉からもっとも近い場所で湯に浸かる贅沢

柳津温泉は虚空蔵尊から湧き出ており、源泉から約30mという近さがこの宿の自慢だ。この温泉街では珍しい薄緑色のお湯が特徴。豊富な湯量を誇り、加温・加水なしの源泉100%の温泉を堪能できる。内湯はひのき造りで男湯、女湯にそれぞれ1ヵ所ずつあり、そこから混浴の露天風呂へとつながる。夏は18時、冬は16時半になると虚空蔵尊の「暮れ六つの鐘」が鳴り、この音を聞きながら湯に浸かれるのは、この宿ならではの特権だ。

梵鐘の音に心安らぐ「鐘楼の湯」
いつでも出来立ての料理を供するこだわり

柳津の地元食材を中心に、旬の味覚を取り入れた深山料理を提供。春は山菜、夏は川魚、秋はきのこが楽しめる。特に10月には、昭和村など地元で採れた松茸を目の前で焼いてくれる。夕食はお客の食事時間に合わせ調理を始め、作り置きをせず、すべて料理人の手づくりだ。また海の地域から来た客には山の食材、山の地域から来た客には海の幸と食材を使い分けており、小さな宿だからこそできる気配りを感じる。(写真はイメージ)

お客一人ひとりに合わせ食材を厳選

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