松倉川のほとりに閑静なたたずまいを見せる竹葉新葉亭は、数寄屋造りの純和風旅館。宿名を書いた看板さえも控えめなその構えは、しっとりとした大人の隠れ宿といった雰囲気に包まれている。玄関を入ったところに書が掲げられているとおり、宿のテーマは「一期一会」。手間を惜しまない見事な会席料理を始め、スタッフの一挙手一投足から思いが伝わってくる。何度も訪れる常連客が多いことが、なによりもそれを物語っている。
チェックインすると、宿泊客は中庭に面した回廊を歩いて客室へ案内される。吹き抜けの下に広がるこの中庭は、熟練した庭師が毎日手を入れており、小さいながらも訪れる客に四季の移ろいを感じさせてくれる。ここだけでなく館内はいたるところに橋や灯篭、屋根などが意匠として造られている。そんな館内をめぐり歩いていると、ふとどこかの歴史ある城下町でも散策しているような気分になるから不思議だ。
竹葉新葉亭の浴場は1階にあり、「萬葉乃湯」と「竹林乃湯」の2カ所。どちらも日本で初めてという天然鉱石・黒鉛硅石(ブラックシリカ)を浴槽に使用し、より効果的な新陳代謝を体感することができる。大浴場に続いて、風雅な庭に面した露天風呂もあり、こちらは屋根付きなので天候に左右されずに心ゆくまで湯浴みが楽しめる。入浴時間は14時~翌1時と5時~11時。この間に男女が入れ替わるので、両方の風呂が楽しめる。
竹のようにまっすぐに育ち、厳しい風雪にも耐え、いつまでも変わらないおもてなしの心を大切にしていきたいと思っております。山海の幸を盛り込んだ、料理長渾身の会席料理をどうぞご堪能ください。(元女将 西野テルさん)
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