古くから湯治場として名高い温泉。山のいで湯が楽しめる「渋御殿湯」は、壁から床まで総木張りの浴室が圧巻。北八ヶ岳中腹に位置するので、登山の途中に立ち寄りたい。
住所 | 長野県茅野市北山 |
---|---|
交通 | JR中央本線茅野駅からアルピコ交通奥蓼科渋の湯行きバスで55分、終点下車すぐ |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 渋御殿湯 |
お湯の泉質 | その他(単純酸性硫黄泉(硫化水素型)) |
---|---|
源泉の数 | 1 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 硫黄臭 |
源泉の飲泉 | できません(酸味) |
源泉のpH値 | 酸性 |
源泉の温度 | 26~31度 |
八ヶ岳の帰り、仲間に誘われて源泉掛け流しで知られる「渋ノ湯ホテル」の温泉へ、足の疲れを癒しに行きました。浴室には、蛇口やシャワーなどはなく、硫黄臭が漂う2つの浴槽があるだけです。1つは、源泉を加熱した温かい温泉が、もう1つには、加熱していない源泉です。交互に入るのがいいと教えてもらい、まずは源泉へ。体温よりは若干冷たいですが、冷水ではないので、気合いを入れれば入れます。お湯は無色透明ですが、浴槽の底はざらざらするほど、砂のようなたっぷりの湯の花が舞っています。本物の温泉っていう感じで、いかにも効きそうです。次に温かい方に入るのですが、さすがにほっとしました。また冷たい方に入るかと思うと、一瞬とまどいますが、効能を信じて交互に入るうち、なんだか疲れがとれて肌がすべすべに。結果的に源泉が効いたんではないでしょうか。2000年10月頃 それから数年後、掛け流し温泉の宿・渋ノ湯にも行きましたが、こっちはサワラやヒバなどの木材を多用した贅沢な湯が1000円くらいで入れました。登山のたびに別のところへ行くんですが、それぞれに味があっておもしろいです。