免疫スイッチオン、活性酸素を除去して病気を寄せ付けない体に! (鳥取県・木屋旅館)

「肩こりや片頭痛ならオンドルと飲泉がお薦めです」

「とくに『飲む』のが効率的で、入浴なら9回入らないと取り込めないラドンの量がたったコップ2杯半で同じだけのラドンが取り込めます」

ラドン浴のすごい効果を熱く語ってくれるのは、ラジウム温泉の入浴アドバイザー「ラジムリエ」の御舩利洋さん。柔和な雰囲気の若旦那さんが、難しい医学用語を一般旅行者にも分かりやすく、実用的に解説してくれます。入るだけでも十分に効果は実感できますが、話を聞けばなおさらこの温泉の虜になること、間違いなし♪

ラジムリエの御舩さん ≪写真:野添ちかこ≫

「飲泉」にはそんな効果があったのか!

目からウロコで、薬師神社横にある足湯に付帯した飲泉場、館内の「楽泉の湯」の飲泉場でちょっと塩味のあるラドン泉を滞在中はたっぷりいただきました。

飲めばアンチエイジング♪ ≪写真:野添ちかこ≫

温泉熱とラドンがじわりと効く

宿に到着して、女湯で軽く入浴して、まず向かったのは「穴ぐらの湯」(25分、1000円、予約制)。もわっと蒸気に包まれる蒸し風呂で、気化したラドンを取り込むには「浸かる」より「吸う」のがより効果的だそうです。

「穴ぐらの湯」まで案内してくれた社長、御舩秀さんによると、「ラドンは、免疫力を高め生活習慣病を抑制するとともに、ナチュラルキラー細胞を活性化するのでガンなどの予防にも効果的」なのだとか。

扉を開けたら蒸気が押し寄せる「穴ぐらの湯」 ≪写真:野添ちかこ≫

蒸し風呂の中にある浴用椅子に腰をかけると全身が熱気に包まれて体のあらゆるところからドバっと汗が噴き出してくるけれど、電気サウナのような肌を指すような熱さはなく、息も苦しくなりません。

「25分」のうち、蒸し風呂にいたのは実質15~20分くらいだったでしょうか。長すぎることもなくあっという間に時間が過ぎていき、全身から噴き出す汗とともに日頃の毒素までしっかりと放出できた気分。心地よいポカポカ感で、幸せな気分MAX。

ちなみに蒸気を発するのは一番奥にある源泉槽ですが、こちらは熱すて入ることはできません。予約制なのでチェックイン時に空いているかどうか、まずは確認しましょう。

足元から湧く「楽泉の湯」

木屋旅館名物ともいえる「楽泉の湯」はフロント横、階段を下りた先にあります。

地下にある浴室は昔ながらの湯治宿に多く、いい湯である確率が高いのですが、こちらも源泉が足元から湧出しているのだそうです。

このタイル、素敵でしょ。「楽泉の湯」 ≪写真:野添ちかこ≫

装飾が施された壁のタイルは、大正から昭和初期につくられたマジョルカタイル。

湯治のお客様が多いからでしょうか。脱衣所にはお薬師様が祀られています。「入浴中」の札を裏返して、鍵をかければ貸し切り風呂となります。入浴時間は決まっていませんが、混んでいるときは争奪戦に。今回は夕食時間を遅くしてもらって、空いたのを見計らってやっと入浴できましたが、まず、お湯の熱さにびっくり。木屋旅館の源泉は4本あって60~80℃と高温でそのままだと入浴できません。ここも温泉分析書の源泉温度は75℃、浴槽部分でも50℃くらいでしょうか。ホースで水を入れて薄めてからやっとの思いで入浴しました。全身の細胞が動き出すかのような力のある温泉。砂時計をひっくり返して、まずは3分頑張ろうと思ったけれど、いっぱいかけ湯をしたのに、30数えるくらいが精いっぱいでした(笑)

右奥にある釜の中にはアツアツの源泉が“飲める温泉”として備え付けられています。足元から湧く浴室内でかつ、飲泉許可をとっているところは少ないのだとか。泉質は含放射能-ナトリウム・塩化物泉。塩味は強すぎることなく、えぐみ、渋みがなく、マイルドな味わいでした。

浴室内の飲める温泉 ≪写真:野添ちかこ≫

もう一つの貸し切り風呂「家族湯」(手掘りの湯 元湯)の源泉は同じく足元から湧く70℃超の温泉で、重しを置いたスノコが沈められていますが、やはりそのままでは熱いので、蛇口を思いっきり一番右にひねり、10分くらい放置してからかけ湯をしてやっと入れる温度です。男女別大浴場(河鹿の湯)も源泉温度71・5℃ですが、たくさんの人が出入りしているせいか、源泉が絞ってあったのか、薄めずとも入れました。

少なめヘルシー食も用意

40代の料理長が作る創作会席は、お味もとてもよくて、盛り付けがとてもきれい。

標準の基本プランだと12品ですが、料理少なめのプランを選べば9品で料金も少しお安くなります。ダイエット中や少食の女性だとこのくらいでも十分に満足できます。

彩りも鮮やかで女性向き ≪写真:野添ちかこ≫

この日の献立は、食前酒として飲酢、先付に紅葉、前菜はいが栗をメインにリンゴとチーズや枝豆などを色鮮やかに盛り付けたお皿、お造りは鯛、かんぱち、甘エビ、白バイ貝、蓋物は海老真丈、焼き物は鳥取牛を使ったピザ、揚げ物は里芋饅頭で中から豚の角煮が出てきました。〆はもずく雑炊、水菓子はコーヒーゼリーです。

今回は女二人旅でしたのでヘルシーメニューを選択して、ずいぶんお得な旅ができました。

この宿ではオプショナルツアーとして「三徳山ツアー」や「藍染め体験」、オンドル部屋でのホットヨガなどさまざまな楽しみ方を提案しています。1泊じゃもったいない。次回は2泊、3泊してみたいと思います。

藍の宿 木屋旅館

  • 鳥取県東伯郡三朝町三朝895
  • 全14室
  • IN 15時/OUT 10時
  • 1泊2食 13,000円(消費税別・入湯税別)~
  • 日帰り入浴:可(1,000円、11~15時〈入館14時30分まで〉、大浴場のみ)

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