夜景のみえる温泉で優雅な休日を  ~神戸みなと温泉 蓮~

 
2015年12月に誕生した「神戸みなと温泉 蓮」。

新湯治スポットとして神戸っ子の間でじわじわと人気が上昇中のこの施設は、なんといっても、神戸の夜景を独り占めするこの立地が魅力です。

こんな夜景が客室やプールから望めます ≪写真:野添ちかこ≫

客室やプールからこんな夜景が望めます ≪写真:野添ちかこ≫

場所は、かつては立ち入ることができなかった神戸新港第一突堤。さえぎるものは何もなく、西側の客室からは神戸ポートタワーや神戸海洋博物館などの夜景が、東側の客室からは神戸大橋から昇る朝日を一望できます。

屋内・露天大浴場をはじめ、フィットネスジム、スタジオ、岩盤浴、ホットヨガスタジオ、食事処など何でも揃っていて、さらに夜景が見えるプールや宿泊者専用展望バーまであるので優雅な気分に浸れること間違いなしです。厚生労働省認定の「温泉利用型健康増進施設」として健康増進をバックアップする施設、というのも今の時代にぴったりと合っていますね。

この施設の特長はこんなところ

1)コスパがよい

リゾートホテル並みの施設を兼ね備え、宿泊料金は優に3万超えはするだろうと思っていたら、なんとスタンダードタイプの「シーサイドデラックス」で平日1室2名利用一人2万円(4名利用だと一人1万5500円)~(消費税・入湯税別)。この金額に、食材にこだわった夕・朝食バイキングも含まれているというから驚きです。姉妹店の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」は国内外の富裕層をターゲットにしたスモールラグジュアリーホテルで、その雰囲気を継承しつつよりカジュアルに宿泊ができるのは嬉しいですね。

「シーサイドデラックス」の客室 ≪写真提供:ラスイート≫

「シーサイドデラックス」の客室 ≪写真提供:神戸みなと温泉 蓮≫

2)トレーナーが健康増進をサポート

厚生労働省の「温泉利用型健康増進施設」の認定を受けていて、若い健康運動指導士、温泉利用指導者などのスタッフが、体成分測定、健康指導などを行う「パーソナルトレーニング」の制度を導入しています。ただ温泉に入るだけではなくて、温泉での入浴方法、サウナの入り方、運動方法、日常の食事についてもサポート。有馬温泉病院などとも提携しているので心強い! 温泉療法医の診断を受けてから施設を利用すれば、施設利用料、交通費などが医療費控除の対象にもなります。

スタイリッシュなデザインが人気のイタリア製高級フィットネスマシン、テクノジムを導入。最高峰モデルの「アルティス」 ≪写真:野添ちかこ≫

スタイリッシュなデザインが人気のイタリア製高級フィットネスマシン、テクノジム最高峰モデルの「アルティス」を導入 ≪写真:野添ちかこ≫

3)和の旅館のようにリラックスできる

客室もパブリックスペースもシティホテルのような洗練された雰囲気ですが、和の旅館のように浴衣&羽織&サンダル履きでパブリックスペースに出られるのがいいところ。客室には地元の伝統工芸の作家さんによる丹波立杭焼のコーヒーカップが置いてあったり、キーレスで楽に移動できたりとワクワク&リラックスのためのさまざまな仕掛けがされています。大人がゆっくりとくつろぐことを主眼に、宿泊は小学生以上、日帰り利用は中学生以上と年齢制限も設けてあって、ゆっくりとくつろげます。

兵庫県篠山市今田町付近で焼かれる「立杭焼」。六古窯の一つで起源は平安時代とも。ざっくりとした肌目に温かみを感じる ≪写真:野添ちかこ≫

客室に置かれたコーヒーカップは、兵庫県篠山市今田町付近で焼かれる「立杭焼」。六古窯の一つで起源は平安時代とも。ざっくりとした肌目に温かみを感じます ≪写真:野添ちかこ≫

夜景を眺めてヨガ&プール

ハード面のみならず、運動プログラムがかなり充実しています。まずは、ヨガレッスンが行われる1階のスタジオへと向かいました。この日の先生はMASAKOさん。先生の語りかけに合わせて呼吸を意識しながらポーズをとり、全身を伸ばしたり、緩めたりしていくと、固まっていた体が少しずつ動き出していきました。最後のクールダウンでは思わず眠りに落ちてしまったほどリラックスしてしまいました。

宿泊者も日帰りゲストもヨガの講座を受講可能 ≪写真:野添ちかこ≫

宿泊者も日帰りゲストもヨガの講座を受講可能 ≪写真:野添ちかこ≫

ふつうのスポーツクラブと違うのは、少人数でのレッスンできめ細やかな指導をしてもらえること。この日は2名での受講でしたが、多くても10名程度だそうで、先生との距離感が近い! ヨガを行う部屋は窓が大きくて開放感があるので、リラックス効果も満点。ふと気づけば、窓からの眺めはきらめく夜景に変わっていました。

ヨガレッスンは、スタジオで行う「ヨガBASIC」「HATAフロー」「優しいリラックスヨガ」などのほかに、プールで行う「アクアヨガ」、岩盤浴スペースで行う「骨盤調整ヨガ」や「デトックス(代謝)コアヨガ」など。スタジオヨガは宿泊・日帰りゲストは1,500円で受講することができます。

また、水着を着て入るプールも屋内だけでなく、屋外のジャグジーもあって、海外リゾートのよう。こちらも、海を隔てて神戸の夜景が望めます。

まるで海外リゾートのよう? 温水プールになっているので冬季でも屋外プールが楽しめます ≪写真:野添ちかこ≫

まるで海外リゾートのよう? 温水プールになっているので冬季でも屋外のプールが楽しめます ≪写真:野添ちかこ≫

宿泊利用の場合、通常期1,000円、日帰り利用は2,000円(夏期は宿泊2,000円、日帰り4,000円)で利用できます。さらに、プールにサーフボードのような専用ボードを浮かべ、その上でヨガを行う「SUP(サップ)ヨガ」(宿泊・日帰りゲスト2,700円)の定期レッスンは西日本初。ハワイ発祥のアクティビティを神戸港を眺めてできるのもいいですね。

こちらが話題のSAPヨガ ≪写真提供:ラスイート≫

こちらが話題のSUPヨガ ≪写真提供:神戸みなと温泉 蓮≫

温泉は2カ所あります

温泉は日帰り利用ができる屋内大浴場と露天大浴場、そして宿泊者専用の展望大浴場があります。

日帰り利用もできる露天風呂 ≪写真提供:ラスイート≫

日帰り利用もできる露天風呂 ≪写真提供:神戸みなと温泉 蓮≫

地下1,150mから湧き出す毎分323ℓのナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、深湯や寝湯、3段になった棚湯、壺湯などのほか、暦風呂(2月は大根湯)、炭酸泉もあって満足度大。温泉水を使っている浴槽はほぼ無色透明ですが塩分が含まれているのでじんわりと熱が伝わってくるような気がします。露天風呂には1カ所、かけ流し浴槽もあり、茶色っぽいささ濁りで源泉の特徴を感じることができます。

また、ミストサウナは背面からお湯が流れ、足湯に足を浸しながら入るスタイルで、呼吸が楽になり、全身がリラックスして夢見心地。細部までよく考えられているなあと感心しきりです。

足湯のあるミストサウナ ≪写真提供:ラスイート≫

足湯のあるミストサウナ ≪写真提供:神戸みなと温泉 蓮≫

そして、ゆっくりと堪能したいのが岩盤浴。宿泊施設でここまで大きな岩盤浴施設は見たことがありません。

トルマリンや黄土石、岩塩、木紋石などの8種類の石を使っていて、「墨」と名付けられた溶岩浴や、「藤」と名付けられた天照石を使ったホットヨガスタジオになる部屋もあります。

岩盤浴施設の「八蓮花」は7種類の岩盤浴と1種類の溶岩浴でデトックスできる ≪写真提供:ラスイート≫

岩盤浴施設の「八蓮花」は7種類の岩盤浴と1種類の溶岩浴でデトックスできます ≪写真提供:神戸みなと温泉 蓮≫

浴後に行きたいのが、最上階の展望バー。

神戸の夜景が一望できる絶好のロケーションで、バーテンダーにカクテルを作ってもらうのも一興。温泉宿とシティホテルの良さを併せ持ち、都会的な楽しみ方ができるのもこの宿ならではでしょう。

 

夜景をつまみに、バーでカクテルをいただきま~す ≪写真:野添ちかこ≫

夜景をつまみに、バーでカクテルをいただきま~す ≪写真:野添ちかこ≫

素材にこだわる贅沢ブッフェ

夕食は60~100種類のブッフェ。食材の質からこだわりを感じます。

寿司や天ぷらは和食の料理人が目の前で作ってくれるし、ローストビーフも分厚い! 北新地の「かが万」で腕を磨いた料理人を総料理長として迎えているため、ブッフェなのに本格派の和食料理が目白押しです。

 

かにもローストビーフも食べ放題! お盆をのせて運べるワゴンがあるので移動がラク ≪写真:野添ちかこ≫

かにもローストビーフも食べ放題! お盆をのせて運べるワゴンがあるので移動がラク ≪写真:野添ちかこ≫

「食材コストは大丈夫?」と思ってしまうようメニュー構成で、その分、宿泊者はお得と感じることでしょう。この日は「焼き穴子と岩津葱の旨煮」「揚げ野菜ポン酢和え」「赤貝ぬた和え」などの大皿のほか、小鉢も「蒸し鶏葉山葵和え」「ごま豆富」「汲み上げ湯葉」といった和食メニューがたっぷり。このほか、神戸牛のすきやき、本ズワイ蟹の食べ放題といった贅沢メニューもありました。3月はマグロの解体ショーが行われるそうです。

ブッフェ料理ではあまり見かけない手の込んだ和食の器が多いのも魅力 ≪写真:野添ちかこ≫

ブッフェ料理ではあまり見かけない手の込んだ和食の器が多いのが魅力 ≪写真:野添ちかこ≫

また、スイーツは和・洋・アイスなど10種類以上が揃っていて、すべて手づくり。正直、温泉旅館のスイーツはほぼ既製品が多いので、これにはびっくりしました。

なんでも、「ラ・スイート」で出していたパンがあまりにもおいしくて、お客様からの要望で「ル・パン神戸北野」の店を作ってしまったといいます。

スイーツもその「ル・パン神戸北野」の手づくり。宇治小山園の抹茶ムース、マダガスカル産バニラのアイス、丹波黒豆ときな粉のアイスクリームなど、素材からこだわっています。

スイーツ・ケーキ類は選ぶの困るほど。色とりどりで見た目も華やか ≪写真:野添ちかこ≫

スイーツ・ケーキ類は選ぶのが困るほど。色とりどりで見た目も華やか ≪写真:野添ちかこ≫

さらに、灘の蔵元から限定流通の日本酒を届けてもらっているので日本酒は要チェック。

翌日の朝食では、出汁巻玉子や筑前煮、塩引鮭、鰯の一夜干しといった和食、スクランブルエッグ、ベーコン、カレーなどの洋食に加えて、リンゴやバナナ、にんじんなどたっぷり入った健康ジュース、漢方薬膳粥と高山烏龍茶、淡路島産牛乳、淡路島の玉ねぎや兵庫県産さつまいもを練り込んだ手作りパンなどご当地食材を使った健康メニューが並びます。一番人気はクロワッサンだそうですが、パンが美味しいのは、温泉リゾートしてはかなりポイントが高いでしょう。朝からわくわく楽しい気分になりますね。

パンもすべて手づくり。玉ねぎやひじきを練り込むなど自然派なのも嬉しい ≪写真:野添ちかこ≫

パンもすべて手づくり。玉ねぎやひじきを練り込むなど自然派なのも嬉しい ≪写真:野添ちかこ≫


 

神戸みなと温泉 蓮

  • 兵庫県神戸市中央区新港町1-1
  • 全90室(うち12室は源泉かけ流し半露天風呂付)
  • IN 15時/OUT 11時
  • 1泊2食一人2万円(シーサイドデラックス1室2名利用時、消費税、入湯税別)~
  • 日帰り入浴 可(平日2300円、土日祝2700円、消費税・入湯税別)

 

 

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